UI の話

コンピュータではいろんなことができるせいで、いろんな概念を理解しなくちゃ使えない。というのは、この先ずっとかわらないんじゃないの?と思う。アプリケーション XX が使いやすくなる、ということはあるけど、コンピュータ全体でいえば、汎用コンピュータである限り、一定の複雑さは解消できない。だから、アプリケーション XX を使うだけの人には、コンピュータはいつまでもよく分からない存在だろう。この先ずっと。

コンピュータをそこそこ使える人ってのは、やりたいこと毎に何かしらの概念が何かしらの方法で表現されてる、っていうメタな概念をもってる。ある結果を得る方法を、操作の連続で覚えるのではなく、操作対象に対して行うべきアクションと考える。

あるおばさんの例
「なあなあ、このメールの差出人をアドレス帳に登録したいんやけど、ここにそういうボタンがあったはずなんやけど、いまボタンが無いんやけど、どうすればええの?」

ある若者の例
.oO(このメールの差出人をアドレス帳に登録するには……あ、ウインドウが狭くてツールバーにボタンが表示されてないぞ、右クリックすればそれっぽいのが出るだろ……あれ、ないぞ?編集メニューかな?……あ、この「登録」ってのはそれっぽいな。……お、できた。これでよし、と。……あ、こんなことしなくても単にドラッグすれば良かったのかもしれないな

面倒くさいので以下略。多分この調子で詳しく書いていくと原稿用紙5枚ぐらいいきそう。(現時点では)コマンドインターフェイスは(相対的に)素晴らしいという話になる予定だった。Linux を使ってるのに、コマンド?おいしいの?みたいに思ってるうちの学科の人は、どっかにアップされてる僕のzshの設定を使うといいと思うよ!(←信者キモイ)